鹿児島県を中心とした南九州エリアにはシラスが広大に分布しており、特に鹿児島県は本土面 積の半分以上をシラス台地と呼ばれる火山灰土壌に覆われている。過去にはこのシラス台地の特 性上、土砂災害を引き起こす要因とされてきた。

 一方、このシラスを地域資源として有効利用しようと昭和30 年代から研究が始まり、シラス関 連製品における技術開発は大きく進展し、製品分野は建築・土木分野以外にも化粧品や生活用品、 ハイテク分野における素材にまで多岐に渡っている。

  しかし、シラスビジネスにおいては、個々の事業所での取組が中心で、生産から流通・販売に 至る一気通貫の仕組みが必ずしも構築されているとは言えず、特に、販路開拓が喫緊の課題とな っており、これまでの中心であったプロダクトアウトの視点から、マーケットインの視点への発 想の転換が求められている。

 本調査では、シラス関連製品及び関連企業の実態を明らかにするために、シラスビジネスの実態を明らかにするとともに、マーケット側であるユーザー企業のニーズや市場でのシラス関連製品の評価を把握し、今後のシラスビジネスの産業化に向けて、具体的にターゲットとする市場や戦略を検討し、振興方策をとりまとめる。

シラス市場動向調査 概要版 本編

平成25年3月
シラス市場動向調査・報告書作製事業 報告書(概要版)
鹿児島県緊急雇用創出事業臨時特例基金事業
(シラス市場動向調査・報告書作製事業委託)

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