機器紹介「非破壊で物体内部を観察できる X線CT」

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●X線CTとは
物体を回転させながらX線を照射することで,物体内部構造の2次元透過像を撮影します。
さらに得られた連続撮影データを用いて再構成処理を行い,物体内部構造の3次元データを構築します。
これによって,物体内部状態の観察や簡易の測定を非破壊かつ3次元的に行うことができます。

●試験機について
装 置 名:側方照射型軟X線装置
メーカー:コムスキャンテクノ株式会社
型  式:ScanXmate-D130SS05Dual
仕  様:130KV密封型X線管
X線管電圧・・・・・130KV(max)
X線管電流・・・・・0.3mA(max)
125×125mmフラットパネル
最小分解能・・・・・127μm
画像取込速度・・・60フレーム/秒

●活用事例
電子部品や射出成形品などの内部観察に使用できます。
右図は,カメラ及びボルトナットの観察例です。このように物体内部の状態を非破壊かつ3次元的に観察することができます。
(活用例)
・電子部品内部観察(断線,ボイド)
・鋳造品内部の巣観察
・異物の有無,位置特定
・勘合状態の確認(ボルトナットなど)
※撮影対象の大きさや材質による制限があります。

依頼試験料 7,010円/1サンプル
設備使用料 5,470円/時間

※いずれも令和3年度(2021年度)の料金です。最新の料金は,こちらでご確認ください。
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