と き | 平成9年12月1日(月)13:30~16:30 |
ところ | 鹿児島県工業技術センター |
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13:30-13:35 | 開会あいさつ | 所長 廣末 英晴 |
13:35-14:35 | 特別講演 天文学者だって「物」を作るんですよ |
鹿児島大学理学部 教授 森本 雅樹 氏 |
14:35-14:50 | 休 憩 | |
14:50-16:30 | 口頭発表 | |
パネル発表 | ||
16:30- | 閉会あいさつ | 副所長 脇元 康夫 |
講演時間 | 講 演 テ ー マ と 概 要 | 講演者 |
13:35-14:35 | 天文学者だって「物」作るんですよ おしさん若い頃,新進気鋭の天文学者だったんです。部品を買ってきて受信装置を組み立てたり,コンピューターもなかった頃に96台の電波望遠鏡を10マイクロ秒オーダーでそれぞれ独立にコントロールする変な装置を作ったり,直径6m,鏡面密度0.1mmのパラボラアンテナを作ったり,更に直径45mのパラボラアンテナは回転放物面からの誤差(標準偏差)0.06mmを達成しました。今から15年以上昔のことです。 現在は天体の一を天球上で10万分の1秒角の精度ではかれる望遠鏡を作ろうと仲間達とがんばっています。 天文学ってかんがえなくちゃできませんが,考えていただけではできないんです。「作る」が好きな天文学者,とっても大事なんです。日本では幅が利かないのですが,がんばっています。 |
鹿児島大学理学部 教授 森本 雅樹 氏 |
発表時間 | 発 表 テ ー マ と 概 要 | 発表者 |
14:50-15:15 | 新規焼酎用酵母の開発 本県の焼酎メーカーの使用している鹿児島2号酵母と異なる特徴を有するC4酵母(鹿児島4号酵母)およびH5酵母(鹿児島5号酵母)を実用化しました。鹿児島4号酵母を使用して焼酎を製造すると味,香りともにソフトで,軽く,華やかな焼酎が製造出来ました。鹿児島5号酵母を使用して焼酎を製造すると発酵期間が短縮でき,かつアルコール収得量が2~4%向上しました。官能的には甘藷焼酎では甘く,こくがあり,香味に特徴を有し,麦焼酎では従来とほとんど変わらず,黒糖焼酎では軽いタイプの焼酎が製造できました。 |
食品工業部 高峯 和則 |
15:15-15:40 | シラス利用の新技術開発-微粒シラスバルーンの製造と応用- シラスバルーンは,火山噴出物のシラスを焼成発泡させたもので,セメント系建築材料,塗料,紙粘土などの用途があり,国内で年間約1万2千トン(1992年)生産されています。 当所では,(株)シラックスウと共同で,平均粒径20μm以下,タップ嵩密度0.5(103kg/m3)以下の微粒シラスバルーンを工業的に製造する方法(日本特許第2562788号)を確立し,(株)西中製作所,山武エンジニアリング(株)と共同で微粒シラスバルーン製造装置(特願平9-185848号)を開発しました。また,その応用として,微粒シラスバルーンを用いた軽量陶磁器(日本特許第2607217号)や軽量ファインセラミックス(日本特許第2660383号)の開発に成功しました。 |
素材開発部 袖山 研一 |
15:40-16:05 | 誤動作対策支援システムの開発 静電気放電器の放電チップ部を工夫して,プリント基板に局所的に放電させることで,プリント基板上の誤動作分布を解析するシステムを開発しました。 誤動作分布の状況は,供試体の画像データ上に,6段階カラー,電圧,誤動作識別コードで表示される。また,放電範囲を切り替えることにより,誤動作箇所の絞り込みを効率的に行えます。供試体として使用したワンボードコンピュータの場合,CPUのリセット入力パターン部が誤動作しやすい箇所として検出されました。 |
電子部 尾前 宏 |
16:05-16:30 | 中小断面集成材の製造システムの開発 県産中目スギを集成材化することで材の欠点を克服し,住宅用の構造材として有効利用を図るため,産学官共同で,加工(製造)システムと利用システムの双方から事業に取り組んでいます。加工システムの方では,品質の高い中小断面集成材の製造技術の確立と工程の効率化を目標に研究をすすめています。一方,利用システムの方では,中小断面集成材を利用した住宅の提案に向け,各配置部材の要求性能を考慮し,部材の標準化や接合法について検討を行っています。ここでは,加工システムの研究成果並びに研究経過について報告します。 |
木材工業部 山角 達也 |
発表時間 | 発 表 テ ー マ と 概 要 | 説明者 |
11:00-13:00 | 降下軽石を用いた陶磁器用釉薬 | デザイン・工芸部 |
環境デザインにおける提案型研究 | ||
新種甘藷を用いた新しい酒類の開発 | 食品工業部 | |
黒糖の一般成分に関する研究 | ||
松くい虫被害材の炭化に関する研究 | 化学部 | |
先染絹織物の摩擦堅ろう度品質向上処理方法について | ||
オーステナイト系ステンレス鋼のガス窒化処理技術 | 素材開発部 | |
セラミックス複合材料の合成と破壊予知 | ||
微粒シラスバルーンの工業的製造法の確立 | ||
微粒シラスバルーン製造装置の開発 | ||
微粒シラスバルーンを用いた軽量ファインセラミックスの開発 | ||
微粒シラスバルーンを用いた軽量陶磁器の開発 | ||
シラスの溶射による多弘質皮膜の作成 | 機械技術部 | |
焼酎原料自動供給システムの開発 | ||
知的情報処理技術応用による装飾金具の輪郭抽出 | 電子部 | |
光切断法による三次元計測 | ||
展開竹平板製造技術の実用化研究 | 木材工業部 |