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南九州の茶園は,世界一の機械化茶園 |
| 松元機工(株) 代表取締役社長 松元芳見 | |
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私共の会社では,お茶畑で使用する茶摘採機を始めとする農業機械を中心に製造をしております。現在,お茶関係が80%,サトウキビ刈取機10%,タバコ収穫機4%,その他の機械加工が6%となっています。
私とお茶とのかかわり合いは,昭和31年松元機工創業当時で,約40数年前のことになります。お茶の製造を経営している友人に,茶摘みには非常に人手がかかっているが,今後,人手不足が懸念されるので,何とか機械で茶を摘むことは出来ないかと相談を受けたのがきっかけでした。 それから約8年かけて出来たのが,2人で両方手持ち式の高能率型可搬式茶摘採機です。この機械の開発により,鹿児島県のお茶生産は10年間に1.8倍の伸びとなり,我が頴娃町では2.8倍,隣の知覧町では2.5倍の茶園が出来上がりました。これをきっかけに,古くなった茶の木を根から切って新しい芽を出すための乗用型茶園中刈機や片面刈り取り式の乗用型茶摘機,乗用型茶園防除機,乗用型深耕機など,いろいろな茶に関係する農業機械を製造してまいりました。 現在一番売れている機械は両面刈り取り式のMCT10型乗用型茶摘機で,年間130〜150台を作っており,一番の目玉商品となっております。ちなみに,この機械は畑の条件にもよりますが,手摘みの約300倍,手はさみの100倍位の高能率であります。また,この機械は20年近く前になりますが,当時,パプアニューギニアに製造出荷していました超大型の茶摘機(MST15型)にヒントを得て,出来上がったものです。当初500万円もする機械が売れるだろうかと心配し,設計の見直しなど検討したのですが,やはり能率や機械の耐久性などに問題があるということで,当初の設計で進めることになりました。この機械が今期で1000台になろうかと思われます。良い物は売れるということを実証した結果となりました。 南九州の茶畑は,世界一の機械化茶園になりましたが,世界の茶園の中で日本の茶園は4.5%しかありません。あとの約95%の外国の茶園のほとんどが手で摘まれており,機械摘みに非常に関心の高いところです。 我が社では10数年来,イラン,インド,南アフリカ共和国,タンザニア,ウガンダなどに見本機を無償で提供し,茶園の作り方などいろいろ協議を行い,その国に一番合った機械を設計・製作し使ってもらっています。現在2台の機械を作っておりますが,これで何とかいけるのではないかと期待致しているところです。 このようにほとんどの茶園が外国にありますが,この膨大な茶園を松元式茶摘機で摘むようになればと,考えただけでも夢が膨らみます。 最後になりましたが,この間,機械の開発・製造にあたり工業技術センターの前身であります機械金属技術指導センター当時から,皆さんの助言や技術指導をしていただき,心から感謝しているところです。今後ともよろしくお願いいたします。
プロフィール
生年月日:昭和4年10月3日 出身地 :頴娃町 血液型 :A型 モットー:誠心誠意 趣味 :盆栽
乗用型茶摘機 MCT10型 |
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